めっきQ&A
硬質アルマイト処理に関するお問合せ
ハードアノダイズド加工とは?
硬質アルマイト処理加工のことになります。
硬くて耐摩耗性と有するアルミニウムの陽極酸化皮膜
(アルマイト皮膜)をいいます。
電解条件としては、浴温度が10℃以下(0~5℃)で行い
ます。
皮膜硬度は、Hv400程度になります。
アルマイト加工処理のうち、皮膜硬さ及び耐摩耗性性
に優れた皮膜を「硬質アルマイト」と呼ばれております。
硬質アルマイト皮膜の多くは50μm程度の皮膜厚さが一般
的です。
普通アルマイト処理が10μm程度と比較して「素地材質」の
性質を大きく反映し、それが皮膜性能の差となって現れて
きます。皮膜は通電しない「絶縁皮膜」となります。
硬質アルマイトの膜厚を厚くすることにより、硬度は変化し
ませんが、「破壊電圧」及び「耐摩耗性」は向上します。
また、「バフ仕上げ」により光沢を向上させることも可能
です。しかし「クラックの発生」が顕著になります。
hard anodizied