めっきQ&A
無電解ニッケルめっき処理に関するお問合せ
アルミニウム材(A5052)に無電解ニッケルめっき処理
厚さ5μmを施した製品で、約半年程度でめっき剥がれが
発生しています。
使用環境としては屋外,雨水に濡れる,異種金属(SUS)と
接触している状況です。
以上、ご検討の程、宜しくお願い申し上げます。
原因は、いろいろ考えられますがご使用環境が
無電解ニッケルめっきでは、厳しい環境のために剥離
していると思われます。
また、SUS材と接触しているとのことですので「電食」
も可能性としてございます。
対策としては
1.無電解ニッケルめっきの膜厚を20μm程度に
変更する。
2.SUSにも無電解ニッケルめっきを施す。
3.他のめっき処理に変更する。
例えば、リンの含有率を上げた「高リン無電解
ニッケルなど」。
4.アルミとSUSの下地に無電解ニッケルめっきを
施し、「装飾クロムめっき」を最終的に実施
するなど、積層めっきを施す。