めっきQ&A
無電解ニッケルめっき処理に関するお問合せ
アルミ鋳造品の中に銅パイプが埋め込まれている場合、
無電解ニッケルめっき処理は、全体的に処理することは
可能でしょうか?
あるメーカーでは異なる材質が密着している場合には
無電解ニッケルめっき処理が困難であることが解りました。
本当にめっき加工処理を難しいのでしょうか?
アルミは、アルミ専用の前処理工程と無電解ニッケルめっき処理の
工程があります。
同様に銅には、銅専用のプロセスがございます。
まったく異なるプロセスですので、アルミ専用のプロセス
を使用すると銅の箇所には、無電解ニッケルめっきがつき
ません。
剥離する危険性がとても高くございます。
銅専用を使用しますとアルミ部分が溶解いたします。
よって御社様の製品を無電解ニッケルめっきをすること
は困難でございます。
分解してそれぞれにめっきをするしか方法はござい
ません。
マスキングが出来るような形状であれば、どちらかを
マスキング処理を実施して、
無電解ニッケルめっき処理を2回に分ける
という方法もございます。
図面を一度、拝見させて頂ければ幸いです。