不溶性アノードとは、電解中、電解液に金属イオンを
出さない陽極です。
通常、チタン基材に特殊金属の酸化膜を焼成したものが
不溶性アノードとして広く使用されています。
不溶性アノードの特徴はつぎのとおりです。
・メンテナンス不要:
不溶性アノードはめっき液に溶解しないため、アノードの
補充や洗浄などのメンテナンスが不要です。
・均一なめっき皮膜:
不溶性アノードは形状を自由に設計でき、陽極-陰極間距離を
小さくすることができるため、均一なめっき皮膜を形成できます。
・高電流密度対応: 高電流密度のめっきも可能であり、従来の
可溶性アノードの2倍から4倍の速度でのめっきができます。
inert anode
引用元:JIS 金属表面処理 2023
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