三和メッキ工業株式会社

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ニッケルメッキに対して変色防止やピンホールの対策としてクリア処理またはクロム酸処理の何らかの対応で十分か?

ピンホールがあった場合には後処理工程(例えばクリア処理)
では問題を解消することが出来ません。
メッキ手法やメッキの種類を変える必要があります。
(例えば下地に銅メッキを施すなど)

変色防止に関しましてはクリア、クロメート処理で発生時間は
抑えることが出来ます。
しかし、十分なのかどうかは弊社では判断出来かねます。

例えばJIS規格の塩水噴霧試験等にて連続使用時間
○○時間で変色及び腐食なきこと・・・このように御社
独自の規格を作成する必要があると思います。
御社のご使用環境化において、いろいろご評価されること
をお勧めいたします。

双方向の要因が懸念されます。
Ni自体が酸化されやすい金属ですから、Niメッキ後
にクロム処理する場合がございます。
これも一つの対策かと思います。
また、単純にNi皮膜を厚くしてみるのも対策です。

工程管理面で言えばメッキ後の後処理が関連してくる
可能性があります。
水洗を純水などに変えるとか、メッキ後にベーキング処理
を試して見るのも方法です。

また、素地に対してもピンホールが少ないもの、研磨して
あるものなどの配慮が必要かと思われます。

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