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【用語】5010 緑色クロメート皮膜

緑色クロメート皮膜とは、防食を目的とする緑色のクロメート皮膜のことです。

参考:皮膜の組成割合によって、オリーブ、グリーン、
ブロンズ、褐色などの色調を呈する。

この緑色クロメート皮膜は、耐食性が非常に高く、塩水噴霧試験で白錆発生まで
500時間、赤錆発生まで1000時間以上も耐えることができます。
外観はその名の通り緑色で、形状により反応の差が生じ、赤みを帯びた緑~深緑色の
場合が多いです。
この緑色クロメート皮膜は、自己補修作用を持ち、皮膜が物理的にスクラッチ傷などで
破壊された場合、皮膜中のCr6+が滲み出して亜鉛表面にクロメート皮膜を再生する特長が
あります。
ただし、耐熱性が約60℃以上で低下し、皮膜が脱水収縮してクラックを生じることに
注意が必要です

green chromate conversion coatings

引用元:JIS 金属表面処理 2023

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