めっきQ&A

FAQ

硫酸アルマイト処理とは?

硫酸アルマイト処理とは、アルマイト処理の中でも最も
一般的で広く利用されている方法です。
硫酸を主成分とする電解液にアルミニウムを浸し、電気
を流すことで表面に酸化皮膜(アルマイト皮膜)を人工的
に生成させます。

●硫酸アルマイトの主な特徴

1.汎用性と低コスト
処理液が安価であり、処理条件の制御も比較的容易なため、
大量生産や幅広い用途に適しています。

2.良好な染色性
硫酸アルマイトによって形成される皮膜は、微細な孔(ポア)
が多数開いた多孔質構造をしています。
この孔に染料が入り込みやすいため、美しい着色アルマイト
を可能にします。

3.透明な皮膜
通常の硫酸アルマイトで形成される皮膜はほぼ透明であり、
下地のアルミニウムの光沢を生かした仕上げが可能です。
光沢アルマイトや、アルミの銀色を活かしたい製品によく
使われます。

4.硬質アルマイトへの応用
硫酸を低温で使用し、特定の条件で処理することで、通常
よりもはるかに硬く、厚い皮膜を形成する硬質アルマイト
処理が可能です。
これは、耐摩耗性を高めたい部品に用いられます。

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