めっきQ&A
めっき処理のご相談に関するお問合せ
金型表面への耐摩耗性向上法について教えてください。
めっき処理ではどのような処理が宜しいでしょうか?
また、めっき処理にこだわらず他の表面処理で
良いものがあれば、そういうものも教えて頂ければ
幸いです。
弊社のような工業用めっきですと、
「硬質クロムめっき処理」
が宜しいかと思います。
めっき前後にバフ研磨を施し処理することになります。
その他の表面処理は以下をご参照ください。
基本的には、窒化、硬質クロムめっきが行われてます
が物理的蒸着(PVD)による、窒化チタン(TiN)、炭化
チタン(TiC)炭窒化チタン(TiCN)、チタンアルミ複合
窒化物(TiAIN)や化学蒸着(CVD)によるDLC(アモル
ファス構造のダイヤモンドライクカーボン)皮膜が普及
し始めている。
DLC膜はビィカース硬さがHv3000以上であり、摩擦が
小さく、凝着を生じにくく、耐摩耗性が優れていること
からアルミ合金など軟質金属の加工用金型、粉末成形
金型用いられ、またガラス金型へのNi基自溶性合金の高速
フレーム溶射、炭化ケイ素(SiC)入り無電解ニッケル複合
めっきのアルミ金型へ応用されている。