メッキQ&A


鋳鉄へ硬質クロムメッキがつかない原因は?

幾つか思い浮かぶのですが、その前に先ず問題箇所の
画像をお送り頂けませんでしょうか?

また、鋳鉄へメッキする際、標準的な前処理とメッキ開始の
手順を踏まえているものと思いますが、問題ないでしょうか?

メッキする部分が新品であろうが磨き直された古い部品で
あろうが、鋳鉄の場合、洗浄された表面であることが絶対条件です。

表面の全ての汚染物質、すなわち、ペンキ、グリース、腐食など
は取り除かれていますでしょうか?

提案としましては、先ず溶剤洗浄、可能であればPR法による
アルカリ電解洗浄が望ましいのですが、それが無理でも最低
酸化アルミニウムか同等品を使用した「乾式ブラスト」を
実施すること。

そしてそれらのブラストまたは電解洗浄の後のメッキ品を
きれいな綿の手袋をはめて取り扱うことです。

次に電気を流す前に、その部品をサイズや面積に応じた時間、
硬質クロムメッキ浴の中で暖めます。

続いて問題箇所に適合したアノードを追加的に取り付けた上で、
逆電処理をせず正電気を流し、最初の3~10分間、4~5A/inch²(60~80A/dm²)で
ストライクメッキした後、電流を通常値に下げて所定の時間メッキします。

硬質メッキ浴の温度を一定に保ち、しっかり直流電流が流れ、
なお且つ電気の流れる接点もきれいになっていることを確認してください。

硬質クロムメッキのページはこちらから
お問合せのページはこちらから

キーワードで検索
 
複数キーワードをスペースを入れて検索してください。
(例)「硬質クロム 固い」「テフロン 400℃」 など

一覧に戻る

メッキのことならどんなことでもご相談ください

最短で24時間以内にお見積りいたします

PAGETOP

PAGETOP