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硬質クロムめっき処理に関するお問合せ

▼圧力シリンダへの工業用クロムめっきとは。

めっき業者様からのお問合せ。

弊社では、圧力シリンダの製造と修復を行っていますが、
シリンダロッド上への工業用クロムめっきについてより
詳しく知りたいと願っております。

現在、ロッド上の硬質クロムはどのようなものか、
またどのようにあるべきかを知りたくて思っています。

また、もし硬質クロムめっき業者やめっき方法が変更に
なったり、新たなシリンダの使用となった場合など、
硬質クロムの状態はどのようになりうるでしょうか。

また、全ての工業用クロムめっきの業者が用いるべき工業規格
となる工程の組み合わせやプロセスといったものはございますか?

いくつかのクロムめっき業者は、コストを切り詰めるためその工程
を省略し、その結果、クロムめっきに必要な硬さが得られないなど
ということがあるのではと疑念を持っていますがいかがでしょうか?

まず、クロムめっきについてですが、2つの基本的な部類に分けられます。
つまり機能性クロムめっき(硬質クロム、工業用クロムめっき)
と装飾用クロムめっきです。

機能性めっきは耐摩耗性があり、ものにより膜厚が大きく異なります。
磨り減った部材の修復や、予め小さなサイズで作成した部材に肉盛り
します。

装飾用クロムは外観を良くするためや耐食性を与えるために用いられます。
機能性クロムめっきのみでは、必ずしも耐食性を向上させる最良の方法では
ありません。

機能性硬質クロムでは、一般的な条件で使用される標準的な浴があり、
その浴は僅かなメンテナンスで何年も使用することができます。
またその他に、耐摩耗性や耐食性について種々の特性を発揮する特別な
規格の浴がいくつかあります。

標準浴では安価にめっきできますが、特別な規格の浴はより高価で
メンテナンスも面倒です。
めっき業者により内容は異なっています。
技術が異なり、顧客層が異なり、環境が異なります。
しかし一般的なルールとして、適切にめっきされたクロムは合衆国と
カナダにおける金属組合の標準品質を満足しています。

つまり、あるめっき業者がどのような方法をとろうと、業者がそのめっき
プロセスを保障できれば、通常、最上級のクロムめっきが得られるので、
非常には値しません。

浴に関してめっき業者が手を抜くことはあまり考えられません。
成分が薄くなったりあるいは不純物が混入した浴でも、
なおそこそこの品質のクロムめっきが得られますが、その場合、
電析時間がより長くなり、エネルギー消費が増大し、コストの増大、
製造効率の低下を招くことになります。

クロムめっきの品質は、標準化されていると言えますが、その品質は
必ずしも「何が行われたか」によるということではなく、むしろ
「何が行われなかったか」とか「何を行うべきだったか」ということに
起因すると考えます。

契約とか注文において取りたてての要求とか特別なパラメーターが
無いならば、鋼材上へクロムめっきを施す一般的なプロセスは単純で、
手作業による脱脂、寸法と金属状態の目視検査、マスキング、逆電処理、
そして電析という手順でしょうか。

めっきの性能について事前に相談を行っていなければ、めっき業者が
それを気にかけてめっきしてくれるという保証はないでしょう。
前処理として行うと良い考えられるいくつかのプロセスがあり、それらは
一般的に皮膜の特性を改善します。

ショットピーニング、グリットブラスト、研磨、ピットなどの微細な表面状態の検査、
応力暖和などです。
また電析時においても、温度、攪拌、陽極形状、電極間距離、などクロム皮膜
の特性に影響する因子には枚挙に暇がありません。

めっき業界において、工業技術者の一般的な認識では、クロム金属は
普遍的に耐食性が良いと考えられています。
しかし事実は、特殊な前処理や付加的な工程を行っていないならば、
鉄鋼材に直接クロムめっきをしても、思うほど耐食性は良くならない
かもしれません。

クロムめっきの耐食性に影響する因子は数多くあります。
より一般的な項目として、浴組成、部材の前処理、電析時の電流密度、
膜厚、付きまわり性が挙げられます。
これはあまり知られていないことですが、機能性クロムめっき被膜の
大多数で電析後にクラックが生じることはきめて当然のことです。
浅く微細なクラックが高密度で生じるのが最も理想的です。

その逆で、皮膜を突き抜けるような深さの大きなクラックを制御する、
あるいはクラックを無くすことは、耐食性を改善するためのキーポイントですが、
このことが工業的に話題になることは稀で、見過ごされることもしばしばです。
腐食が最も厳しくなるような過酷な環境条件では、下地として銅やニッケルめっき
を行い、クロムめっきを依頼する際、めっき業者と打ち合わせを行い、
業者のこれまでのめっきの性能に関して実績を確認するとともに、
めっきについての要求項目について話し合うことが重要です。

最も評判の良いめっき業者は皮膜の性能について回答や情報を提供することができ、
またある業者は工程認証の保障をしてくれます。

★硬質クロムめっき処理のページはこちらから。
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