めっきQ&A
P-in処理に関するお問合せ
ギア部品に現在、無電解ニッケルめっき加工処理をしている
のですが、摺動性が課題になっております。
P-in処理に変更することで、現状よりも向上しますで
しょうか?
現状の無電解ニッケルめっき処理の膜厚は10μm厚
を処理しておりますが、P-in処理でも10μm厚は処理した
方が宜しいでしょうか?
一般的に摺動性は向上いたします。
ただ、摺動性には、
1.硬度
2.耐磨耗性(面粗さ)
も関連してまいります。
P-in処理により今よりは、改善が可能できますが、
上記の件も考慮して考えたほうが宜しいかと思います。
膜厚ですが、10μm厚で問題ないと思います。
ご評価頂く場合には試作処理(有償)を実施して
頂き、無電解ニッケルめっき処理と比較試験を
して頂くのが宜しいかと思います。