メッキQ&A
アルミ鍋とアルマイト鍋の違いは、アルマイト鍋がアルミ鍋の
表面にアルマイト加工(陽極酸化処理)を施したものです。
アルミ鍋は素材がそのままの状態で、アルマイト加工は表面に
酸化皮膜を人工的に厚くすることで、耐食性や硬度を向上させる処理です.
アルマイト加工のメリット:
・耐食性の向上:
表面に酸化皮膜を形成することで、腐食を防ぎます。
・硬度の向上:
アルミニウムの硬さを向上させ、傷つきにくくします。
・耐摩耗性の向上:
表面の摩擦を軽減し、摩耗を遅らせます。
・着色:
酸化皮膜に染料を吸着させ、様々な色に着色できます。
・絶縁性の向上:
酸化皮膜は電気を流さないため、絶縁性を高めます。
アルマイト鍋のデメリット:
・母材の影響:
母材のアルミニウムが熱膨張しやすい素材であるため、
アルマイトにひびや剥がれが発生する可能性があります。
・焦げ付き:
表面が滑りやすいため、食材が焦げ付きやすい場合があります。
・高熱:
アルマイト加工された鍋は、100℃以上でクラックが生じ、皮膜が
剥がれたりする可能性があります。