メッキQ&A
アルマイト処理(陽極酸化処理)をした後のアルミニウムは、基本的に通電
しません。
アルマイト処理によって形成される酸化アルミニウムの皮膜は絶縁体であり、
電気を通さないためです。
しかし、導電性を持たせるための特別な処理方法(導電性アルマイト)も
存在します。
通常のアルマイト処理では通電しませんが、一部導電性を必要とする用では
次のような対策があります。
・マスキング処理
電気を流したい箇所(接点部)をアルマイト処理前に覆う。
・後加工(皮膜除去)
アルマイト処理後に導通部のみ皮膜を削る・研磨する。
・組み合わせ設計
ボルトやワッシャーで金属地肌と接触させる設計とする。