めっきQ&A

FAQ

アルマイトでシミができる原因は何ですか?

アルマイトでシミができる原因は、主にアルマイト皮膜の孔(ポア)に
汚れや水分が入り込むこと、または封孔処理が不十分なこと、そして素材
の性質や処理条件によるものです。

詳細な原因として以下のことがあります。

・ポアへの汚れの侵入:
アルマイト加工によってできる皮膜には、微細な孔(ポア)が無数に存在
します。
この孔に、手の油、洗剤、道路の異物、タイヤワックスなどが入り込むと、
シミや変色の原因になります。

・封孔処理の不十分さ:
アルマイト加工後、ポアを塞ぐ封孔処理が行われますが、これが不十分だと、
汚れや水分が入り込みやすくなります。

・素材の性質:
アルミダイカストやアルミ鋳物の場合、鋳巣と呼ばれる微細な気泡が内部に
残ることがあり、アルマイト加工の際に電解液が浸透し、後で白粉として
析出することがあります。

・処理条件:
アルマイト加工の処理条件(電流、電圧、温度など)が適切でない場合、皮膜
の均一性に影響が出て、シミや変色の原因になることがあります。

・その他:
紫外線や高温、酸性雨なども、アルマイトの劣化や変色の原因になることがあり
ます。

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