FAQ
アノロック法ともいうが、浅田太平の発明(出願1960.3.31)
によるアルミニウムの無機電解着色法。
●浅田法の特徴
通常の染料による着色アルマイトとは異なり、浅田法は電気
化学反応を利用して発色させるため、以下のような特徴があ
ります。
・無機電解着色法:
染料を使わず、アルマイト皮膜の孔の底にニッケルなどの金属
を電着させることで発色します。
・高い耐候性:
染料は紫外線などで退色しやすい欠点がありますが、浅田法で
得られる皮膜は金属の発色であるため、光や熱による変色が少
なく、耐候性に優れています。
・色調:
主にブロンズ、茶色、黒といった渋い色調が得られます。
・用途:
耐候性が求められる建築材料、特にアルミサッシやカーテン
ウォールなどに広く用いられています。
着色アルマイトには「染料着色法」と「電解着色法」の2種類
がありますが、浅田法はこのうちの電解着色法の代表的な手法
として知られています。