FAQ
アルマイト皮膜は、非常に高い絶縁性を持つため、表面抵抗
および体積抵抗ともに非常に高い値を示します。
●抵抗値の目安
1.体積固有抵抗率
一般的に、1012~1014 Ω・cm(オーム・センチメートル)
程度です。
これは、アルミニウム母材の抵抗率(10−6 Ω・cm)に比べて、
約18桁も高い値であり、優れた絶縁体であることがわかります。
2.表面抵抗値
通常、1012~1015 Ω(オーム)以上の高い値を示します。
これらの抵抗値は、皮膜の厚みが増すほど、また封孔処理を
完全に行うほど向上します。
特に硬質アルマイトは、皮膜が厚く緻密なため、高い絶縁性が
得られます。