局部電池とは？

金属表面の局部で構成された微小電池。めっき皮膜に
ピンホールがあると空気中には水分があるので、素地金属と
めっき金属とのイオン化傾向の違いによって電位の貴な部分
（イオン化傾向小）が陰極、電位の卑な部分（イオン化傾向大）が
陽極となって電流が流れます。

これを局部電池といいますが単に金属相互のイオン化傾向の大小
だけでなく、ひずみの大小や金属結晶粒子の大きさの違い、
結晶の向きの違いなども局部電池の原因になります。

局部電池は金属相によって短絡された状態にあるので、局部電流が
流れます。

お問合せのページはこちらから