FAQ
アルマイト処理前後にバフ研磨を行うことは可能ですが、
目的と方法が大きく異なります。
1. アルマイト処理前のバフ研磨(推奨される方法)
アルマイト処理前にバフ研磨を行うのは、最終的な外観を
美しくするための重要な前処理です。
・目的:
バフ研磨は、素材表面の微細な凹凸や加工キズを除去し、
鏡面のような光沢を出すために行います。
・効果:
バフ研磨で平滑になった表面にアルマイト処理を施すと、
皮膜が透明なため、下地の光沢がそのまま活かされ、美しい
光沢アルマイト仕上げとなります。
・注意点:
バフ研磨後は、表面に残った研磨剤や油分を完全に除去する
ための脱脂洗浄が不可欠です。
これが不十分だと、アルマイト皮膜にムラが発生する原因と
なります。
2. アルマイト処理後のバフ研磨(基本的に不可能)
アルマイト処理を施した後にバフ研磨を行うことは、避ける
べき行為です。
・問題点:
バフ研磨のような機械的な研磨を施すと、硬いアルマイト皮膜
が剥がれたり、削り取られたりしてしまいます。
・結果:
皮膜が剥がれた部分は、アルマイトの保護機能(耐食性、耐摩耗性、
絶縁性など)を失い、腐食や劣化の原因となります。
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