めっきQ&A

FAQ

ニッケルボロンメッキとは?

ニッケルボロンメッキとは、電気を使用しない無電解メッキ
の一種で、ニッケル合金の皮膜にホウ素(ボロン)を含有
させたものです。

これは、一般的な無電解ニッケルメッキの持つ特性に加え、
ホウ素を添加することで、さらに優れた機能を持つように
開発された表面処理です。

●ニッケルボロンメッキの主な特徴

1.高硬度・高耐摩耗性
析出時でもHv700〜800という非常に高い硬度を持ちます。
この高硬度により、優れた耐摩耗性を発揮し、摺動部品や
摩耗対策が必要な部品に適しています。

2.優れたはんだ付け性
皮膜が酸化膜を形成しにくいため、長期間保管してもはんだ
付け性が低下しにくいという大きな特徴があります。
電子部品の端子や接点に利用されます。

3.均一な膜厚
無電解メッキであるため、複雑な形状の部品や、筒の内側、
穴の内部など、電気メッキでは難しい箇所にも均一な膜厚で
析出します。

4.低い電気抵抗
一般的な無電解ニッケル-リンメッキよりも電気抵抗が低いため、
導電性が必要な電子部品や接点、端子にも適しています。

5.高い耐熱性
融点が約1400℃と非常に高く、高温環境下でも安定した性能を
維持します。

弊社では、B-in処理が相当となります。

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