めっきQ&A

FAQ

ホワイトアルマイトとは?

ホワイトアルマイトは、一般的に無着色アルマイト
(白アルマイト)のことを指します。

これは、アルマイト処理によって生成された透明な
酸化皮膜に、染料を吸着させる工程を行わない仕上げ
のことです。

●ホワイトアルマイトの主な特徴

1.無着色・透明な皮膜
アルマイト皮膜自体は透明な酸化アルミニウムです。
このため、素材であるアルミニウム本来の色合いがその
まま現れます。

2.素材の色に左右される
ホワイトという名前が付いていますが、仕上がりの色は
必ずしも真っ白になるとは限りません。
純度の高いアルミニウム合金(A1000系など)白っぽい、
もしくは銀白色に近い色に仕上がります。
銅やケイ素を多く含む合金(A2000系、ダイカスト材など)
これらの不純物が影響し、褐色や灰色がかった色に自然発色
します。

3.機能性
ホワイトアルマイトの主な目的は、耐食性、耐摩耗性、電気
絶縁性などの機能性を付与することです。
装飾性も目的となりますが、色を楽しむというよりは、アルミ
の質感を活かした落ち着いた仕上がりになります。

4.別の意味合い
まれに、アルマイト処理後に白い塗料を電着塗装する処理を
「ホワイトアルマイト」と呼ぶこともありますが、これは
一般的な意味ではありません。
ほとんどの場合、「ホワイトアルマイト=無着色アルマイト」
として扱われます。

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