めっきQ&A
無電解ニッケルめっき処理に関するお問合せ
無電解ニッケルめっき処理の高中低とは、何を表現して
いるのでしょうか?
皮膜の厚さでしょうか?
耐食性の違いでしょうか?
お客様先からのご質問なのですが、文献等を調査しましても
見つけることが出来ませんでした。
以上、宜しくお願い申し上げます。
無電解ニッケルめっき処理に含まれる「リン」の含有率
を示しております。
【高リンタイプ無電解ニッケルメッキ】
リンの含有率が13%になります。
耐薬品性に優れております。
【中リンタイプ無電解ニッケルメッキ】
リンの含有量が8〜10%になります。
一般的に処理される無電解ニッケルメッキの
皮膜になります。
【低リンタイプ無電解ニッケルメッキ】
リンの含有率が5%になります。
低温にて処理が出来るので樹脂等へのめっき
や処理液による影響を最小限に抑えて無電解ニッケル
めっき処理をされたい場合に使用します。
それぞれの無電解ニッケルめっき処理のタイプで
めっき処理が析出するスピード、処理液の温度が
異なります。
また、弊社ですと、上記以外に・・・
中高リンタイプ無電解ニッケルメッキ
(リン含有率:11〜12%)
中低リンタイプ無電解ニッケルメッキ
(リン含有率:6〜7%)
などもございます。