めっきQ&A
梨地(ナシジ)処理に関するお問合せ
ステンレスに「梨地(ナシジ)仕上げ」をする場合、梨地(ナシジ)の
番手というか規格はありますか?(例、ナシジ粗さ1級、2級
とかありますか?)
(ナシジ、ブラスト、ショット掛け、ショットブラスト、
梨地処理、サンドブラスト、SB、ブラスト掛け、艶消し処理
など加工方法の違いで仕上がりがどの様に変わりますか)
ご存じでしたら教えて頂けないでしょうか。
> ステンレスに「梨地(ナシジ)仕上げ」をする場合、ナシジの番手
> というか規格はありますか?(例、ナシジ粗さ1級、2級
> とかありますか?)
規格はございません。御社が希望される面粗さに
仕上がるように、コントロールするだけでございます。
よって、必要な「面粗さ」をお教え頂くことになり
ます。
> (ナシジ、ブラスト、ショット掛け、ショットブラスト、
> 梨地処理、サンドブラスト、SB、ブラスト掛け、艶消し処理
> など加工方法の違いで仕上がりがどの様に変わりますか)
> ご存じでしたら教えて頂けないでしょうか。
梨地(ナシジ)仕上げともいいます。
機械的または化学的に表面を荒らして仕上げる方法
(JIS H 0400 電気めっき用語)です。
光沢なし地、半光沢なし地、無光沢なし地があります。
加工法は、ワイヤブラシ法、サンドブラスト法、分散
めっき法などがあります。
一般的に無方向性の艶消し面に仕上げる方法をマット
仕上げといい、方向性のある艶消し面に仕上げる方法
をサテン仕上げといいます。
メディアと呼ばれるものを空気と混合させて圧力を
かけて製品に塗装のように吹き付けます。
このときのメディアが「サンド(砂)」であったり
「ガラスビーズ」であったりと、使い分けをします。
加工方法はどれも同じで、どのメディアを使用する
のか?ということになります。