めっきQ&A

FAQ

有機溶剤がアルマイトに触れる場合に問題はないか?

アルマイト皮膜に有機溶剤が触れた場合、多くの場合は
問題ありません。

アルマイト皮膜は、無機質の酸化アルミニウムで構成され
ているため、シンナー、アセトン、アルコールなどの一般的
な有機溶剤に対しては高い耐性を持っています。
これらの溶剤は、表面の油分や汚れを拭き取る際に使われる
ことがあり、皮膜に損傷を与える心配はほとんどありません。

ただし、以下のようなケースでは問題が発生する可能性があります。

1.着色アルマイト
一般的なカラーアルマイトは有機染料で着色されています。
溶剤が染料を溶かすことはありませんが、一部の特殊な有機溶剤と
化学反応を起こし、色あせや変色を引き起こす可能性はゼロでは
ありません。

2.複合処理
アルマイトの上にクリア塗装や特殊なコーティングが施されている
場合、その塗装やコーティングが有機溶剤によって溶解したり、剥
がれたりする可能性があります。

3.封孔処理の不備
封孔処理が不十分な場合、皮膜の微細な孔から有機溶剤が浸透し、
内部の染料やその他の物質に影響を及ぼす可能性があります。

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