めっきQ&A
めっき処理のご相談に関するお問合せ
めっき処理の受入検査として、めっき処理の不具合が正規で
有るか確認する方法を
①めっき処理の厚み
②めっき処理のはがれ強度を簡易に確認する方法を教えて
ください。
どのような検査が妥当でしょうか?
めっきの種類、膜厚、製品の材質、大きさによって
様々ですが、
①に関してはデジタルマイクロメータを使用して、
表面処理後寸法に収まっているかどうか、
めっき前の測定時と比べての寸法増加、などで
膜厚を推し量れると思います。
また、蛍光Ⅹ線分析装置や、膜厚計などお持ちであれば
非破壊試験として行なうことができます。
②については、セロハンテープ等の
テープ材を、製品の平らな面に、空気の入らないように
ピタっと貼り付け、水平面に垂直方向に一気に剥がします。
それによって、JISのテープ試験に近いような測定は局地的
に可能です。
破壊試験となりますが、皮膜上にカッターナイフなどで
碁盤の目のように創傷を作り(素地に達する深さで)、
同様のテープ試験を行なう方法もございます。