めっきQ&A
テフロン硬質アルマイト処理に関するお問合せ
テフロン硬質アルマイト加工処理したパーツをある製造
装置内部に使用したいと考えているのですが、高温にな
った場合にはクラックが入ってしまうものでしょうか?
また、クラックが入る温度の目安などがあればお教え頂け
ないでしょうか。
クラックが入ってしまった場合のデメリットもお教え
下さいませ。
クラックが生じるのは、基本ベースが
「硬質アルマイト加工処理」
ですので、100℃付近になります。
よって高温になりますと「クラック」が入る可能性が高い
です。
350℃近辺になりますと、テフロン硬質アルマイト皮膜の
テフロンが溶解します。
また、アルミ母材が変形(ひずみ)する温度に達しますと、
テフロン硬質アルマイト皮膜が割れてきます。
この変形も当社の事例ですと350℃以上になります。
また、クラックが素材まで達する場合には、耐食性に
影響が出る可能性がございます。
以上、宜しくお願い申し上げます。