めっきQ&A

FAQ

アルマイト処理した製品を切断した部分への保護対策は?

アルマイト処理後に切断した部分には、アルマイト皮膜が
存在しないため、下地のアルミニウムがむき出しの状態に
なります。
この状態では腐食(白サビなど)が発生しやすくなるため、
何らかの保護対策が必要です。

主な保護対策には、以下のものがあります。

1. 塗装・コーティング
最も一般的で効果的な方法です。

・アクリルやウレタン塗料:
筆やスプレーで塗布することで、切断面を物理的に覆い、
空気や水分から遮断します。

・クリアコート:
透明なコーティング剤を塗ることで、切断面の見た目を
損なわずに保護できます。

2. シーリング材

・シリコンシーラント:
切断面をシリコンシーラントで埋めることで、高い防水・
防湿効果を得られます。ただし、外観は損なわれる可能性
があります。

3. 化成処理
アロジン処理などを行います。

4. 2次アルマイト処理

・再アルマイト:
製品の形状やコストが許せば、切断後に再度全体をアルマイト
処理する方法もあります。
ただし、寸法が変化するため、精密な公差が要求される部品
には不向きです。

これらの対策は、切断面の見た目や製品の使用環境(屋内、
屋外、水回りなど)に応じて選択することが重要です。
一般的には、塗料やコーティング剤で切断面を覆う方法が
手軽で確実な対策となります。

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