めっきQ&A

FAQ

アルマイト処理した製品は5〜6年間使用しても問題ないか?

アルマイト処理をした製品が5〜6年間使用しても問題ないかは、
使用環境、処理方法、そしてメンテナンスの有無によって大きく
左右されます。

一般的に、アルマイトは非常に優れた耐食性を持つため、適切な
処理と環境下であれば、5〜6年程度の使用は十分に可能です。
アルミニウムサッシなどの建築資材では、数十年にわたって使用
されている事例も多くあります。

ただし、以下のようなケースでは、劣化が早まる可能性があります。

1. 使用環境
・屋外での使用:
直射日光(紫外線)や雨風に常にさらされると、皮膜が徐々に劣化し、
特に着色アルマイトの場合は退色が起こりやすくなります。
・塩害や湿気:
潮風が当たる沿岸部や、湿度の高い場所で使用されると、アルマイト
皮膜の微細な孔から腐食が進行しやすくなります。
・物理的な摩擦:
常時擦れたり、衝撃が加わったりする用途では、皮膜が摩耗・損傷し、
下地のアルミニウムが露出して腐食するリスクがあります。

2. 処理方法
・皮膜の厚さ:
皮膜が薄いアルマイトは、厚いもの(硬質アルマイトなど)に比べて
耐久性が劣ります。
・封孔処理:
アルマイト処理後の封孔処理が不十分だと、皮膜の耐食性が著しく
低下し、早期に腐食が始まる原因となります。

3. メンテナンス
定期的な清掃やメンテナンスを行うことで、皮膜の劣化を防ぎ、耐用
年数を延ばすことができます。

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