めっきQ&A
硬質クロムめっき処理に関するお問合せ
硬質クロムめっき処理を薄く(膜厚1μm弱)付けると
マイクロクラックが発生せずに、厚く(2μm以上)付け
るとマイクロクラックが発生します。
発生する原因をお教え頂けませんでしょうか?
一般的な内容で結構でございます。
以上、ご検討の程、宜しくお願い申し上げます。
硬質クロムめっき皮膜の持つ応力は他のめっきと比べて、
非常に大きいものです。
その大きい応力の影響により、ある程度めっきを厚く
付けますと、めっき皮膜にクラックが発生します。
また、硬質クロムめっき処理の場合、高電流密度部のほうが、
よりめっき膜厚は多いですの で、その部分のほうが、より
クラックは発生しやすくなります。
処理温度を上昇させる事によってクラックを少なくする
ことは可能でございます。
以上、ご検討の程、宜しくお願い申し上げます。