めっきQ&A
無電解ニッケルめっき処理に関するお問合せ
アルミダイカスト部品に無電解ニッケルめっき処理
を施した部品(丸鋸の定盤)にて木材の切断作業中に木材が
付着し、無電解ニッケルめっき表面が黒色に変色してしま
いました。(作業時間4時間程度)。
木材(松)の成分で無電解ニッケルめっき皮膜に悪影響を
及ぼす物が含まれているのでしょうか。
誠に残念ながら、現時点では、弊社にて判断すること
が出来ません。
松ヤニが影響しているのであれば、無電解ニッケルめっき処理
をした製品に直接塗布をして変化を確認すれば判断が
出来ると思います。
また、一度、松ヤニの成分分析されることをお奨めし
ます。
もしかすると、その結果によっては、無電解ニッケルめっき皮膜を
黒色にする成分が入っている可能性がございます。
他の要因ですと・・・
1.素材がアルミダイカストですので皮膜の密着性や硬度
が高くなく、皮膜が剥がれてしまった。
2.素材の影響で巣が内部にあり、御社の作業中に内部
(巣)から処理液等が染み出し無電解ニッケル表面を酸化
させた。
などが考えられます。
その他、沢山の要因がございますので、一度、すべての
試験および検査をされることをお奨めいたします。