FAQ
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パイプ内径への無電解ニッケルメッキが高コストとなる
主な要因は、専用の治具製作費用とメッキ液の管理費用
です。
●治具製作費用
パイプ内径に均一にメッキを施すためには、メッキ液を
内径全体に循環させるための特殊な治具が必要になる場合
があります。
特に、素材がステンレスや銅系の場合、無電解メッキの前
に電気メッキの一種であるニッケルストライクメッキが
必要となるため、その専用治具の製作コストが上乗せされます。
●メッキ液管理費用
無電解メッキ液は、還元剤の消費や副生成物の蓄積により、
pHや成分濃度が常に変化します。
そのため、高品質なメッキを維持するには、厳格な液管理と
定期的な補充・交換が不可欠です。
この管理にかかる費用や、高価な薬品自体がコストを押し上
げる要因となります。
また、メッキ析出速度が遅いため、所定の膜厚を得るのに
時間がかかり、生産コストも高くなります。