FAQ
A2017材に硬質アルマイト処理を施した場合、シルバー色に
するのは困難です。
その理由は、A2017合金の主成分に銅(Cu)が多く含まれて
いるためです。
硬質アルマイト皮膜は、無着色であっても、素材の成分が
皮膜内に取り込まれることで自然発色します。
A2017の場合、この銅の影響が強く現れ、皮膜が黄色味や
褐色がかった色に仕上がります。
膜厚を厚くする硬質アルマイトでは、この自然発色がより
濃くなるため、元のアルミ素地に近い「シルバー色」に
仕上げることはできません。