めっきQ&A
硬質クロムめっき処理に関するお問合せ
硬質クロムめっき処理したNAK55材の一部に別のコーティングを
処理する為、その部分のみブラストをしてめっきを剥がし
コーティングを塗布後430℃まで熱を加えた所その他の部分の
硬質クロムめっき層がすべて取れてしまいました。
硬質クロムめっき皮膜は400℃以上熱を加えてはいけない
のでしょうか?
以上、ご検討の程、宜しくお願い申し上げます。
メールにて内容を拝見させて頂く限りは、
熱による影響ではないように思えます。
ブラストをすることにより、硬質クロムめっき皮膜が残っている
部分との段差が発生したと思います。
その段差は厳密には「隙間」となり、熱処理の影響にて
素材が歪み剥離したように思えます。
また、隙間から熱風(?)等が硬質クロムめっきと製品の隙間に
入りこんでしまったために剥離した可能性もございます。
硬質クロムめっきが完全に覆われている場合には、400℃以上で
も剥離する危険性は少ないです。
(素材が歪む場合には別として)
以上、ご検討の程、宜しくお願い申し上げます。