鋳物製品にクロメート処理をすることは可能でしょうか？

可能ですが、難易度が高く、処理後の不具合リスクが
あります。

・問題点:
鋳物には、製造過程で生じる鋳巣（巣穴）や黒鉛が表面に
多量に存在します。
クロメート処理の前処理液や処理液がこれらの巣穴に染み
込み、後で「液だれ」として染み出して、外観不良や腐食
を引き起こしやすいです。

このため、鋳物製品ではリューブライト処理など、鋳物に
適した化成処理が推奨されることが多いです。