FAQ
B2アルマイトとは、過去のJIS規格(JIS H8601)で定めら
れていたアルマイトの規格です。
現在のアルマイトのJIS規格では、電解液の種類や皮膜の厚さ
を記号で表現しますが、かつては「B1」や「B2」といった等級
で分類されていました。
B2アルマイト:電解液に硫酸を使用し、皮膜の厚さが6μm以上と
定められていました。
B1アルマイト:同じく硫酸を電解液とし、皮膜の厚さが9μm以上
でした。
現在のJIS規格でB2アルマイトに相当するものは、AA-6という皮膜厚さ
の記号で表されます。
B2アルマイトは、皮膜が比較的厚いため、耐食性や耐摩耗性を高める
目的で用いられていました。
現在でも、当時の図面が使われているケースなどから、この呼称が
使われることがあります。