FAQ
アルミニウム合金の材質番号が異なると、アルマイト
処理後の色合いは異なります。
これは、アルミニウム合金に含まれる添加元素が、
アルマイト皮膜の生成や発色に影響を与えるためです。
●無色アルマイト(染色しない場合)
染色を行わない場合でも、材質によって自然な発色が
異なります。
・1000系(純アルミニウム):
最も添加元素が少ないため、透明度が高く、アルミニウム
本来の銀白色に近い仕上がりになります。
・5000系・6000系(Al-Mg系、Al-Mg-Si系):
マグネシウム(Mg)やケイ素(Si)が含まれるため、やや
白っぽい、またはグレーがかった色合いになる傾向があります。
・2000系(Al-Cu系):
銅(Cu)を多く含むため、黄色みがかった色合いになること
が多いです。
・4000系(Al-Si系):
ケイ素を多く含むため、濃い灰色や黒っぽい色合いになります。