めっきQ&A
無電解ニッケルめっき処理に関するお問合せ
溶接した部材に無電解ニッケルめっき処理を実施
しようと思いますが、水素脆性ということに関して全く
問題ないのでしょうか?
強度を必要とする製品でございまして、水素脆性除去
を考えておいた方がいいでしょうか?
以上、ご検討の程、宜しくお願い申し上げます。
湿式めっき(一般的なめっき)と呼ばれるものは
めっき処理時に水素ガスが発生いたします。
無電解ニッケルめっき加工処理におきましても処理中に
水素ガスが発生いたします。
そういう観点から考えますと厳密には水素が素材に吸蔵
されます。
これは、めっき全般にいえることでございます。
水素脆性除去として熱処理(アニーリングやベーキング)
がございますので、もしご心配であればめっき処理後に
熱処理をされることをお薦めいたします。
因みに一般的に無電解ニッケルめっき加工処理された
お客様の場合には、熱処理をすることはございません。
硬度を向上させるために高温で熱処理されます
お客様はおられます。