FAQ
AC7Aアルミ鋳物へのアルマイトは可能です。
AC7Aは、アルミ鋳物の中では比較的アルマイト処理性が
良好な材質とされています。
これは、アルマイト処理の妨げとなるケイ素(Si)を
ほとんど含まず、マグネシウム(Mg)を主成分としている
ためです。
しかし、鋳物であるため、以下の点に注意が必要です。
・巣穴の存在:
鋳造品には、微細な巣穴(気泡)が存在する場合があります。
この巣穴に処理液が残ると、アルマイト後に変色や腐食の
原因となることがあります。
・鋳造肌:
鋳造特有の肌(表面の質感)があるため、押出材や圧延材の
ような滑らかな仕上がりにはなりません。
また、光輝(光沢)アルマイトの仕上がりは「B:良」ランク
とされており、高い光沢を出すことは難しいです。