めっきQ&A

FAQ

アルミニウムのG23にアルマイトは可能か?

G23は、昭和電工(現:レゾナック)が開発した鉛フリー快削
アルミニウム合金であり、アルマイト処理を施すことは可能
です。

G23は、鉛(Pb)を含まないにもかかわらず、切削性に優れる
A2011材と同等以上の性能を持つように開発されました。
また、表面処理性についてもA2011材と同等とされています。

ただし、以下の点に注意が必要です。

1. 銅(Cu)の影響
G23は、A2011材と同様に、銅(Cu)を主成分とする2000系の
アルミ合金です。
銅を多く含む合金は、アルマイト処理の際に以下のような
影響を及ぼすことがあります。

・色合い:
無色アルマイトでも、わずかに黄みがかった色合いになります。

・皮膜品質:
銅が均一な皮膜形成を妨げることがあり、他のアルミ合金に
比べて皮膜の均一性や耐食性が劣る可能性があります。

・着色:
着色アルマイトを行う場合、銅の影響で色がくすんだり、色ムラ
が生じたりすることがあります。

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