めっきQ&A
硬質クロムめっき処理に関するお問合せ
鉄素材上に、50μm厚の硬質クロムめっき処理を行っております。
20μm厚以下の薄いめっきでは問題ないのですが、
50μm厚以上の厚いめっきでザラが出やすいです。
何が原因でしょうか?
お解りの範囲で結構でございますのでお教えくださいませ。
以上、ご検討の程、宜しくお願い申し上げます。
下記にて文献からの抜粋した内容を記載します。
めっき浴中に浮遊物があると思われる。
ナシジ処理の粉末、素材に付着している金属粉、
クロム酸鉛などがザラに影響する。
めっき浴を常時濾過することが必要である。
また、三価クロム+浴中の鉄イオンを10g/L以下に
しないと、厚いめっきを行うとザラが出やすい。
厚いめっきを行うには、清浄なめっき浴を使用する
ことが必要である。
参考文献 めっきのトラブルシューティング
日刊工業新聞社
めっき液の問題もございますが、膜厚が50μmとなりますと
相当厚い硬質クロムめっき加工処理になりますのでその
厚みの影響によるザラの発生とも考えられます。
めっき業者様が高速めっき処理液で50μm厚を高速で
処理した場合にも発生する場合がございます。
解決策は、幾つもございますので弊社にお問合せくださいませ。