めっきQ&A
無電解ニッケルめっき処理に関するお問合せ
クロムーモリブデン鋼上への無電解ニッケルめっき処理
では、通常の
浸漬脱脂→電解脱脂→酸活性化
の前処理では、部分的密着不良が発生することが
多いのです。
何か御社にて事例等や文献等がございましたら
お教えくださいませ。
以上、ご検討の程、宜しくお願い申し上げます。
下記にて文献から抜粋した内容を記載します。
一般に、無電解ニッケル前の活性化には、10%くらい
の濃度の硫酸が多く用いられている。
硫酸で活性化した後、水洗するが、そのときに不動態化
しやすい。
対策としては、ウッドニッケルストライクめっきすると
よいが、ウッド浴がない場合には、硫酸で活性化した
後、水洗なしで無電解ニッケルを行うとよい。
この場合、めっき液のpHの低下が速いので、その管理は
十分に行うことが必要である。
参考文献 めっきのトラブルシューティング
日刊工業新聞社