めっきQ&A
表面処理関連の名称についてに関するお問合せ
腐食ピットとは?
腐食環境において、金属表面の保護皮膜が一部破れる
と、その部分に腐食作用が集中して小さい凹みや孔を
生じるが、これを腐食ピットといい発達すると裂きと
なります。
腐食ピット内部と周囲の不動態金属部との間の電池作用
や酸素濃淡電池による電位差を生じ、これによって腐食
ピットは成長が促進される。
腐食環境中に塩素イオンがあるとき、および応力集中
はどがあるときに、保護皮膜は破られやすく、腐食
ピットができやすい。
腐食ピットは食孔とも呼ばれます。
防食めっき皮膜に、素地金属に達するピンホールがある
と腐食ピットに発展しやすいです。
参照文献:めっき用語辞典 日刊工業新聞社