FAQ
A1050に硬質アルマイト処理を施すことは可能です。
A1050は、アルミニウム純度が99.5%以上と非常に高い
純アルミニウムに分類されます。
この純度の高さが、硬質アルマイト処理において良い
結果をもたらします。
●A1050に硬質アルマイトを施すメリット
・良好な皮膜生成
A1050は、不純物(ケイ素、銅、鉄など)が非常に少ない
ため、アルマイト皮膜が均一で緻密に形成されやすいです。
これにより、安定した硬度と耐食性を得ることができます。
・高い硬度
A1050は、一般的な硬質アルマイトに適しているとされ、
ビッカース硬度で450〜500程度の硬度が得られます。
・自然発色の少なさ
不純物が少ないため、アルマイト処理後の自然発色がほとんど
なく、白っぽい透明な皮膜に仕上がります。
このため、カラーアルマイトを施す際にも、元の色に影響が出
にくく、鮮やかな発色が期待できます。