めっきQ&A
硬質クロムめっき処理に関するお問合せ
低炭素シリンダーの内部に厚さ25〜50μm厚の硬質クロムめっき処理
をしております。
シリンダーは常時、炭化水素の種々の液体に暴露されたり、また
長時間水の中に入ったものもあります。
この状態でクロムめっきの下から、斑点状の錆びを生じ、クロムめっき層
を持ち上げて不良になっております。
良好なクロムめっき層を得る方法はないでしょうか?
以下、文献からの抜粋になります。
硬質クロムめっき処理には、常にクラックが入っているので
表面をある種の封孔剤で注入しない限り、水の浸透と下地鋼
の腐食には耐えられません。
従来の方法は、めっき前に逆エッチングすることですが
これおは耐食性とは関係ありません。
クラック防止として、めっき前やめっき直後にナシジ処理
をする方法もございます。