めっきQ&A

FAQ

黒皮皮膜付き7000系のアルマイト処理方法は?

「黒皮皮膜」は、鉄鋼材の表面に形成される黒い酸化皮膜を
指すことが一般的であり、アルミニウム合金には通常存在
しません。

ご質問の「黒皮皮膜付き7000系のアルマイト処理」は、
おそらく以下のような状態を指していると考えられます。

・押出材の表面(押し出し肌):
押出成形されたままの、黒っぽく粗い表面。

・熱処理時に生じた酸化皮膜:
高温での熱処理によってアルミニウム表面に形成された
酸化被膜。

これらの表面状態の7000系アルミニウム合金にアルマイト
処理を施すには、特別な前処理が必要です。

1. 前処理(黒皮皮膜の除去)
アルマイト処理は、下地のアルミニウムを直接電解すること
で皮膜を生成します。
そのため、表面に存在する酸化被膜や押し出し肌を完全に除去
する必要があります。

・研磨(機械的処理):
バフ研磨やサンドブラスト、ヘアライン加工などで、表面の
黒皮や酸化被膜を物理的に除去します。

・化学研磨(化学的処理):
アルカリ性のエッチング液に浸漬させることで、表面を均一に
溶かし、皮膜を除去します。

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