めっきQ&A

FAQ

アルマイトの膜厚調整は可能か?

アルマイトの膜厚調整は可能です。

アルマイト皮膜の厚さは、主に以下の3つの要素を調整
することでコントロールできます。

1. 処理時間
最も基本的な調整方法です。
アルマイト皮膜は、電解処理の時間に比例して厚みを増して
いきます。

・長時間処理:
膜厚を厚くしたい場合は、電解処理時間を長くします。

・短時間処理:
膜厚を薄くしたい場合は、電解処理時間を短くします。

2. 電流密度
アルマイト処理の際に製品に流す電流の強さを調整します。

・高い電流密度:
短時間で厚い皮膜を形成できますが、皮膜にムラが生じやすく
なることがあります。

・低い電流密度:
時間はかかりますが、より均一で緻密な皮膜を形成しやすく
なります。

3. 電解液の温度
特に硬質アルマイト処理では重要な要素です。

・低温:
硬質アルマイトは、約0℃の低温で処理することで、緻密で
硬い皮膜を形成します。

・高温:
普通アルマイトは、約20℃の常温で処理されます。
温度が高すぎると、皮膜が溶けやすくなり、生成が不安定に
なります。

アルマイト加工(処理)のページはこちらから
お問合せのページはこちらから

キーワードで検索
複数キーワードをスペースを入れて検索してください。
(例)「硬質クロム 固い」「テフロン 400℃」 など

一覧に戻る