FAQ
黒アルマイト面に付着した接着剤を除去する際は、
アルマイト皮膜を損傷させないよう、慎重な対応が
必要です。
アルマイト皮膜は硬くもろい性質を持つため、物理的な
力や強い薬品は皮膜を傷つけ、変色や剥離の原因となり
ます。
以下に、接着剤の種類ごとの一般的な除去方法をいくつか
ご紹介します。
1. 比較的弱い接着剤(両面テープなど)
・温水:
40〜60℃程度の温水に浸すか、温めた布を当てることで、
接着剤が柔らかくなり剥がしやすくなります。
・ヘアドライヤー:
接着剤を温めることで、粘着力が弱まり、剥がしやすくなり
ます。
・消しゴム:
接着剤のベタつきが残った部分を、消しゴムでやさしくこする
と取れることがあります。
2. 強力な接着剤(瞬間接着剤、エポキシ系など)
・アルコール:
アルコール(エタノール、イソプロピルアルコールなど)は、
多くの接着剤を軟化させる効果があります。
綿棒などにアルコールを含ませ、接着剤部分に少量ずつ染み
込ませ、やさしく剥がします。
・アセトン:
アセトンは強力な溶剤で、瞬間接着剤などに有効です。
しかし、アルマイト皮膜を傷める可能性もあるため、少量で
目立たない箇所で試すことが不可欠です。
また、着色アルマイトの色素を溶かしてしまう可能性もあります。
・専用の剥離剤:
市販されている接着剤剥がし剤には、様々な種類があります。
使用する際は、必ず「アルミニウムや着色された製品に使用可能か」
を確認してください。
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