FAQ
A2017にアルマイト処理を施した場合、特に白アルマイトでは、
他のアルミニウム合金とは異なる独特の色合いになります。
●白アルマイトの場合
黄色味や褐色がかった色合いになります。
A2017は、アルミニウムに銅(Cu)を多く含む合金です。
アルマイト処理(硫酸浴での陽極酸化)を行うと、この銅が
原因で皮膜が自然に発色し、黄色味や褐色がかった色合いに
仕上がります。
膜厚によって色合いが変わることもあります。
膜厚を厚くしていくと、色がより濃くなる傾向があります。
例えば、硬質アルマイト(膜厚が厚い)の場合、褐色がより
強くなることが多いです。
表面処理の業者によっても色合いに差が出ることがあります。
同じA2017素材でも、前処理やアルマイト液の管理状況によって、
仕上がりの色合いが微妙に変わることがあります。