FAQ
屋外でアルマイトを保管すると、白錆が発生する可能性は
あります。
アルマイトは、アルミニウムの表面に人工的な酸化皮膜を
形成し、耐食性を高めるための処理ですが、その効果は
永久的なものではありません。
●白錆が発生する原因
1.アルマイト皮膜の劣化
太陽の紫外線や雨、風、温度変化に長期間さらされると、
アルマイト皮膜は徐々に劣化していきます。
特に、皮膜の微細な孔を塞ぐ封孔処理が不十分な場合、劣化は
早まります。
2.湿気と汚れ
屋外には、雨水や結露による湿気、ホコリ、排気ガス、塩分など
が常に存在します。
これらの物質が皮膜に付着し、湿気と結びつくことで、皮膜を
少しずつ侵食します。
3.皮膜の損傷
アルマイト皮膜にキズがついたり、摩耗したりすると、下地の
アルミニウムが露出します。
露出したアルミニウムは保護されていないため、空気中の酸素や
水分と反応し、白い粉状の腐食生成物である白錆が発生しやすく
なります。