FAQ
アルマイト後に超音波洗浄を行うと、条件によっては
いくつかの問題が発生する可能性があります。
1. 皮膜や染色層の損傷
高出力や長時間の超音波振動は、アルマイト皮膜表面や
染色層に微細なクラックや剥離を引き起こす場合があり
ます。
特に硬質アルマイトや薄膜アルマイトでは、共振や衝撃に
より局部的な欠けが発生しやすいです。
2. 色落ち・退色
着色アルマイトでは、微細孔に入った染料が超音波振動と
洗浄液の作用で一部流出し、色ムラや色あせが生じること
があります。
3. 表面の光沢変化
アルカリ性や酸性の洗浄液を併用した場合、超音波で反応
が促進され、光沢低下や白濁が起こる可能性があります。