ヘアライン加工後にアルマイト処理を施すことは可能です。

●注意すべきポイント

・ヘアラインの深さ：
　アルマイト処理では、前処理としてエッチング（アルカリ
　溶液で表面をわずかに溶かす工程）が行われます。
　このエッチングによってヘアラインの筋目がわずかに浅く
　なることがあります。
　したがって、ヘアラインの筋目を明確に残したい場合は、
　通常よりも深くヘアライン加工を行う必要があります。

・色合いへの影響：
　ヘアライン加工の表面は微細な凹凸があるため、光の反射が
　乱反射します。
　このため、無着色アルマイトの場合は、通常の鏡面仕上げより
　も落ち着いたツヤ消しのような仕上がりになります。
　カラーアルマイトの場合も、色合いが若干異なって見えること
　があります。

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